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レオ・フェンダーはなぜギターを大量生産したのか

フェンダー・ラジオ・サービスというラジオの修理会社を経営していたレオ・フェンダーが、ギターの製作を始めたのは1940年代でした。そして1949年にエスクワイア、そして1950年にはエスクワイアを改造したブロードキャスターというエレキギターを発売します。これが後のポップミュージックの歴史に大きな影響を与えることになります。
フェンダー


電気でギターの音を増幅するエレキギターという発想は、当時多くの人が研究していました。しかし商業ベースに乗せることができたのはレオ・フェンダーが最初でした。大音量で演奏してもハウリングを起こさないように、ギターの空洞をなくしたソリッド(1枚板)構造なのが最大の特徴ですが、もう一つはギターのネックがボディにボルトで止められているのも大きな特徴でした。

メンテナンス製と生産性の向上を図ったためですが、レオ・フェンダーはネックの振動も計算してボルト止めの方法も何度も検証していたようです。ここで気になるのは、生産性の向上を図った点です。1950年当時のギターは、ミュージシャンという限られた職業の人の中で、ギターリストというごくごく一部の人のために作られていました。

音楽の勉強をすることもなく、楽譜も読めない若者がギターを買うためにお金を貯めるようになるのは、1962年にビートルズがデビューしてバンドブームが起こってからです。ロックンロールは1954年のビル・ヘイリーが発表した「ロック・アラウンド・ザ・クロック」から始まったといわれます。バンドがブームになる前どころか、ロックンロールが芽吹く前にレオ・フェンダーはギターの大量生産を視野に入れていたことになります。

職人がギターを1本1本手作りで作っていた50年代は、ネックとボディを接着する方式でも良かったのですが、工場で大量生産する70年代に入ると、ボディとネックを別に製造できるのは大きなメリットになりました。さらに大量に舞い込むメンテナンスも容易で、フェンダー社は新興企業ながら大きなアドバンテージを得ることができました。

レオ・フェンダーは、憧れだけでギターを買う若者が増える未来を予見できていたのでしょうか?フェンダー社のブロードキャスターは、60年以上経った今でもテレキャスターという名前で販売されています。電気回路は変わりましたが、ほとんどの設計がそのままというのも驚かされます。そして60年代にはストラトキャスターというロックの歴史を塗り替えるギターを発表するのですが、その話はまた別の機会にしたいと思います。
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ニュースを見るための銃の基礎知識

ニュースを見るのに、銃の知識はなくても構いません。しかし少しだけ銃の知識があると、ニュースをより深く知ることができることがあります。例えば餃子の王将の社長射殺事件で、「凶器は25口径の自動拳銃」と聞いた時に、あれ?っと思えるのです。そういったわけで、少しだけ銃の知識に関して書いてみたいと思います。
handgun


拳銃にはさまざまなサイズがあります。一般的なサイズ表記は、使用される弾の直径や銃身の内径でしょう。22口径や38口径という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。これは38口径は直径が0.38インチという意味で、約9mmになります。ですから数字が大きくなるほど、大口径になるというわけです。

ここでややこしいのは、アメリカではインチ表記なのにヨーロッパはメートル法が使われることです。そのため7.65mmなんて表記もあったりします。これが混乱の元凶なのですが、どちらの表記も数字が大きくなれば大口径になると覚えておけばいいと思います。そして例外も多くありますが、一般的に大口径になるほど殺傷力が上がります。

テレビドラマなどでは、22口径の銃は玩具のように言われます。現実世界でも「殴るよりはマシ」という声もありますが、実際には22口径が最も多く売られています。護身用の拳銃から狩猟用のライフルまで、22口径が最も多く使われているのです。日本でも浅間山荘事件で犯人グループが使っていたライフルが22口径でした。

先ほど書いた、餃子の王将の社長の狙撃事件ですが、25口径というのは珍しい銃です。1940年代までは多く製造されていましたが、近年ではあまり見られません。25口径が撃てる拳銃の新製品は皆無です。なぜそんな珍しい拳銃を使用したのでしょうか?少しだけ拳銃に詳しいと、そういった疑問が出てくるのです。

かつて日本の暴力団は、フィリピンなどで作られた安価な銃を密輸していました。しかし近年ではロシアのトカレフやマカロフの中国製が出回るようになり、一部には米軍が採用していたイタリアのベレッタ社の銃もあるようです。これらの銃は7.62mmや9mmで、これまでのフィリピン製の38口径とは見た目も性能も全く異なります。

昨年、和歌山の建設会社で起きた銃による殺傷および立てこもり事件では、犯人がコルト社の45口径の自動拳銃とオーストリアのステアー社のGBという38口径の拳銃を使用しました。暴力団でもない一般市民が、本格的な軍用拳銃を使用して犯行に及んだ事実は、関係者に大きな衝撃を与えたようです。

国内、国外で銃を使った事件が起こった時には、こうした銃器も見ておくと興味深い点に気がつくかもしれません。
プロフィール

井上 毅

Author:井上 毅
はねもね
福岡県出身
東京都在住
以前やっていたブログ「はねもねの独り言」の続編です。

外資系金融機関に勤めながら、あちこちに出没しています。

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