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自分より優秀な人を使うチカラ

あるコンビニの正社員店長が「今年の新卒は優秀で、僕より仕事ができそうです」と、嘆いていました。「それは素晴らしい環境だ。自分より優秀な人を使う練習ができるぞ!」と言ってあげましたか、店長と言っても2年目か3年目の社員ですから、果たして伝わったかは不明です。

世界的に見ると、優秀な経営者は自らより優秀な部下を欲します。GEを率いたカリスマ経営者のジャック・ウェルチも「恐れず自分より優秀な人材を雇え」と言い続けていました。なかなか難しいことですが、ウェルチにとっては、自分より優秀な人材をまとめられるのが、優秀なリーダー像だったようです。
ジャック・ウェルチ
※ジャック・ウェルチ

初期のGMに関与したピエール・デュポン(アメリカの財閥デュポン家の一員)も似たところがありました。取締役会には、常に自分と反対の意見を持つ人を置いていたのです。何かにつけデュポンに反対され続けたその役員は辞意を申し出ますが、デュポンは「君のような存在が、私の気づかないことに気づかせてくれる」と、強く留意したそうです。
ピエール・デュポン
※ピエール・デュポン

デュポンには他の狙いもありました。多くの経営者は「常に社員の声に耳を傾けています」と言いますが、社員の多くは「社長は現場をわかっていない」と嘆きます。そのギャップは、人事権を手にした経営者が自分に反対する人を遠ざけてしまうため、自分の方針に反対する声が届かない環境を無意識に作り上げるからです。デュポンは、これを嫌ったのです。

経営者は常に厳しい判断を迫られるため、背中を押してくれる人を求めがちですが、そういう人ばかりだとものの見方が一面的になりやすいのです。ちなみにデュポンは、あらゆる会議で満場一致の賛成を嫌いました。そういう時は「見落としている点があるはず」として、議論の継続を求めたそうです。デュポン家の英才教育が、育んだ知恵とも言われていますね。

日本では松下幸之助も「指導者の条件として、これだけは絶対に譲れないものは何か?」と尋ねられて「自分より優秀な人を使えること。それだけで十分ですな」と語っています。多くの経営者は、自分より優秀な人を遠ざけるから、自分なりの成功しか得られないと、戒めました。

できそうで難しいことですが、経営者でなくとも自分より優秀な人との接し方で、その人の価値も変わってくるのではないでしょうか。日本には「お山の大将」という言葉もあるので、経営者ではない自分も戒めたいと思います。
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プロフィール

井上 毅

Author:井上 毅
はねもね
福岡県出身
東京都在住
以前やっていたブログ「はねもねの独り言」の続編です。

外資系金融機関に勤めながら、あちこちに出没しています。

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