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バブルの匂い 映画「BEST GUY」

織田裕二が「東京ラブストーリー」でブレイクする前、そしてバブル絶頂期の90年12月に公開された映画「BEST GUY」は、見た方がいい。唐突で無理な展開に、未回収の伏線を散りばめ、バブル期のダサさを全開にした舞台に、ザ・大根役者的な演技が堪能できます。それを航空自衛隊が協力したのですから、他では味わえない秀逸さなのです。
ベストガイの織田裕二

アメリカの大ヒット映画「トップガン」を日本でやろうという、オリジナリティもプライドもなさそうな企画に、大金が投じられる辺りがバブル期の面白さでもあります。

・主人公は破天荒な問題児である。
・主人公の家族も戦闘機乗りで殉職した。
・殉職した家族は上官と知り合い。
・バーで出会った女性と基地で再開する。
・訓練期間中に実戦が起こる。
・主人公が挫折して、すぐに立ち直る。

などなど「トップガン」と全く同じ展開があります。本編の中に「ベストガイはトップガンより上の称号」というセリフから、意気込みだけは伝わってきますが、しつこいくらい「どうだ、カッコいいだろう?」と言っているかのような場面が続くので、見ていて恥ずかしくなること間違いありません。

いやいや、今の目線で見るから恥ずかしいんであって、当時はそれがカッコよかったんでしょ?という声が聞こえてきそうですが、当時も見ていて恥ずかしいと評判でした。
ベストガイ

アメリカの田舎風のバーに「どこのバーだよ!」、唐突に出てきた昔の彼女に「あんた誰だよ?」などとツッコミつつ、本作唯一の見せ場であるF-15戦闘機の姿を堪能しましょう。ここはかなり本格的で迫力があります。しかし戦闘シーンは、安っぽいCGに愕然としますので、自衛隊が協力したF-15単体の姿に限ります。

そんな映画ではありますが、一部ではお宝扱いされている映画でもあることを最近知りました。この映画が撮影されたのは、千歳基地が旧千歳空港から現在の新千歳空港に移る途中の時期なんですね。なので、今では見られない旧千歳空港の滑走路や新千歳空港のターミナルビルの建設風景が映っているのです。自衛隊マニアにはたまらない映像なんだそうです。

1990年の12月に公開されたこの映画は、評判の悪さに加えて1ヶ月後にはアメリカのイラク侵攻が始まり、自衛隊の派遣問題が騒がれる中でヒッソリと公開を終えました。映画の中では戦闘機が落っこちますが、映画そのものが落っこちるという華麗な幕引きとなりました。

追記
台湾でも全く同じコンセプトで「トップガイ」という映画が作られているそうです。
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プロフィール

井上 毅

Author:井上 毅
はねもね
福岡県出身
東京都在住
以前やっていたブログ「はねもねの独り言」の続編です。

外資系金融機関に勤めながら、あちこちに出没しています。

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