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007の権利問題を整理する その3

前回からの続きです。

3.ソニーの参加
2004年に投資家のカーク・カーコリアンは、MGM/UAの株式20%をソニー主導の投資家グループに売却し、007の権利にソニーが参加します。ソニーはMGM/UAの大規模リストラなどを画策しますが、MGM側が大反発して独自路線を歩みだし、さらなる混乱が起こります。こうしたゴタゴタを経て2010年にMGMは破産し、「007 スカイフォール」の公開が無期限延期という異常事態に陥りました。
カーク・カーコリアン
カーク・カーコリアン ラスベガスに貢献した人物として知られています。

MGMの破産法申請の結果、スパイグラス・エンターテーメント(シックス・センスなどを製作した会社)の支援を受けて、再建することになりました。007シリーズは、借金だらけのMGMの再建のために、重要度を増しています。またこれに伴い、007シリーズのソニーの権利は「007 スペクター」で終了しました。
スパイグラス・エンターテーメント
スパイグラス・エンターテーメントのロゴ

次回作は、資金難のMGMは十分な資金が用意できないため、製作権を競売にかけることになっています。イオン・プロダクション(EP)とMGM、そして競売に勝ったスタジオが参加する予定で、複数社が名乗りをあげて権利の争奪戦が始まっています。

ここまで振り返ると、イアン・フレミングの軽率な無断借用がなければ、スペクターの件で揉めたりしなかったと思いますし、サルツマンが一時の感情でUAに売却しなければ、製作が途絶えることもなかったと思います。しかし、これらの騒動により多くの人が参加して新しい血が流れ込んだことで、007が生きながらえた面もあるはずです。

ダニエル・クレイグの降板も噂される中、次回作がどのような形で発表されるのか、まだ誰にもわからない状況です。
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プロフィール

井上 毅

Author:井上 毅
はねもね
福岡県出身
東京都在住
以前やっていたブログ「はねもねの独り言」の続編です。

外資系金融機関に勤めながら、あちこちに出没しています。

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