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Appleというブランド価値の違和感

ブランディング会社のInterbrandが発表している企業ブランド価値ランキングで、何年も続けてアップル社が1位になっています。わかるんですけど、個人的には違和感があります。昨今は企業イメージとして「先進的」とか「おしゃれ」など言われていますが、少し前までは「ダメ企業」の典型例として挙げられていたんですから。
アップルロゴ


90年代に「もし林檎マークの飛行機があれば、あなたは乗りますか?」というジョークがありました。「エンジンがフリーズするに決まってる」「爆弾が出てくるから無理」「飛行機にトラブルがあったら、別料金を請求される」など、Macユーザーなら絶対に乗らないと言われたものです。信頼度は皆無で、とにかく危なっかしかったのです。

画期的なマッキントッシュを発売し、宣伝のために無償で一定期間ユーザーに貸し出すという画期的なキャンペーンを始めたものの、貸し出す台数が多すぎて、売るものがないという本末転倒の事態を起こしました。業績低迷に陥り、今後はユーザーの声を聞いて商品開発をしますと言い出し、創業から10年以上もマーケティングをしていなかったと世間を驚かせました。アフターサービスの脆弱さに堪りかねたユーザー同士が助け合い精神を発揮し、ユーザー同士でサポートするコミュニティが生まれました。

ダメな部分を挙げればキリがなく、それでも愛されていたのは画期的で野心的な試みに、多くの人がワクワクさせられたからです。また冷徹なイメージがあるコンピュータに、フレンドリーなインタフェイスを持ち込み、それを好きになった人もいました。間違いなくユーザーに愛される企業でしたが、それはダメな息子ほど可愛いという心境に近く、「そんなことだから、お前はいつまでたってもダメなんだ」と叱りながら新製品を買うユーザーに支えられていました。

マッキントッシュの開発だって、あらゆる障害を乗り越えて不眠不休の開発を続け、完成直前になって「あれ?そういえばソフトが何もないぞ!」って気づいたなんて話を聞かされれば、誰だって「しっかりしろ!」と言いたくなるでしょう。そんな企業だったんです。そんな企業が、洗練された先進的な企業って言われても「なんだかなぁ」って気持ちになってしまいます。

なんか最近は調子にのって、帝国のようになってきてますね。成長したといえばそれまでですが、一抹の寂しさを覚えるのはなぜでしょうか?
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プロフィール

井上 毅

Author:井上 毅
はねもね
福岡県出身
東京都在住
以前やっていたブログ「はねもねの独り言」の続編です。

外資系金融機関に勤めながら、あちこちに出没しています。

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