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ワーストドレッサー賞のボスキャラ

かつて映画の祭典アカデミー賞授賞式は、ファッションを楽しむイベントでもありました。復職評論家のリチャード・ブラックウェル氏によるワーストドレッサー賞は1960年からありましたが、ブラックウェル氏の評価と関係ないところで、我が道を歩む人もいました。


そのボスキャラ的な存在が、大女優のエリザベス・テイラーでした。もう、何かが吹っ切れたような変な衣装で現れては周囲の度肝を抜き、悪評を楽しむかのような優雅さがありました。毎年「今年はどんな格好で来るのかな?」「ゲッ!羽が生えてるぞ!」「頭大丈夫?!」みたいな会話を楽しんだものです。紅白歌合戦の小林幸子さんみたいな感じですね。
エリザベス・テイラー


80年代までは、田舎者か突然大金を手にしたために、へんちくりんな格好で現れるのを見て楽しむという一面がありました。ハリウッドスターは、ごく一部を除いて野暮ったいというのが定説で、現在のように「ハリウッドスター=お洒落」という図式は、多くの俳優には当てはまりませんでした。

それが80年代後半に、ジョディ・フォスターがワーストドレッサーに選ばれ、散々な言われように落ち込んでしまい、コーディネーターを雇ったあたりから風向きが変わり始めます。コーディネーターは、ファッションブランドを手玉に取り、アカデミー賞授賞式をブランドの見本市に変えていきます。後にブランドがコーディネーターを押しのけて、俳優と直接契約を結ぶようになると、ハリウッドスターというマネキンをめぐる仁義なき戦いが勃発します。

独自にワーストドレッサー賞を決めていたファッション雑誌からは、広告主のブランドを褒める記事が増え、ワーストドレッサー賞は消えました。どんな変な格好であっても、広告主の機嫌を損ねないように、持ち上げるようになったのです。これでは面白みがありません。

中には悪目立ちでもOKという人もいるのですから、そういう人にはちゃんと変だと笑ってあげた方がいいと思うんですけどね。何とも窮屈な世の中です。
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プロフィール

井上 毅

Author:井上 毅
はねもね
福岡県出身
東京都在住
以前やっていたブログ「はねもねの独り言」の続編です。

外資系金融機関に勤めながら、あちこちに出没しています。

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